先日ご縁に恵まれて葉山の素敵なセレクトショップ、gullam.life and arts.さんでneemの手織りと写真作品の展示とワークショップを開催させていただきました。
こちらの古民家は築120年ほど経っており、御用邸が建つにあたってその場所から移築されてきたものだそうです。それを店主のご夫婦が2人だけで拘ってリノベーションしたという何とも素晴らしい空間になっています。そして目利きの店主の選りすぐりの器ものや鉱石のアクセサリーなど「美しいもの」をということを一番に日本各地から収集していらっしゃいます。
そのようななか、この度neemの葉山での活動に共感くださり、このような機会をいただきました。
展示会は、場所が素晴らしいだけに織り機も展示作品もビタっと決まり、なんとも素敵な場が生まれました。新しい出合いと友人同士の引き寄せの場面も多く見られました。時を重ねて巡り合う、そんな人生のワンシーンの連続でした。
また、手織りのワークショップでは様々な方々にご参加いただきました。ご夫婦で交互に作業されたり、子どもはリズミカルに颯爽と織っていたり、とにかく皆様楽しそうで、無心の時間を満喫されているようでした。
いつも協力してくださる織作家の河﨑日菜子さん。今回も彼女らしい緻密で美しい作品。ルーペで覗くと均等に紡がれた糸の絡み合う構造の世界が広がっていました。
左・篠原友紀恵さんの作品。茶綿と白い葉山和綿をマーブルのように紡いだ糸を横糸に使って、かすれたような風合い。
右・石川沙織さんの茶綿のショール。大小太さが異なる手紡ぎならではのやさしい雰囲気のある作品に仕上がっています。
写真家、出口泰之さんの写真展示。ガラス越しに織り機やneemの手織り作品が並ぶのを背景に、お出迎えしています。どれも美しい写真たち。特に畑の緑は色濃く透明感があります。
元中学数学教諭の藤原貞子さんの作品。「循環する自然のなかにある手仕事」というコンセプトで制作いただきました。のんびりした時間が漂ってくるのが感じられます。フリンジにあしらわれたボタンたちが浜で打ち上げられた貝のようです。
今回の展示では、neemの活動が新しいフェーズにきていることを実感するとともに新たな発見と学びをいただきました。その課題に向かって邁進したいと心に強く思っているところです。
この度はお越しくださいました皆様、このような機会をくださったgullam.のご夫婦と、支えてくださったneemメンバーのみんな、そして興味を持ってくださった方たちへ、
ありがとうございました。